「旅行予約サイト」は、わざわざ旅行業者の店頭に足を運ばなくても、パソコンやスマートフォンなどから宿泊施設の予約や交通機関のチケット確保など、手軽に旅の手配をすることが出来ます。

こうしたサービスをインターネットで行う「オンライン旅行取引」を行う業者は「OTA(Online Travel Agents/オンライン旅行取引事業者)」と呼ばれ、OTAが顧客との窓口として運営するウェブサイトを「旅行予約サイト」言います。

このように、手軽に利用できる「旅行予約サイト」ですが、それをめぐる消費者トラブルも起きており、インターネットでの申し込みに関するものがおよそ半数を占めています。

例えば、まだキャンセル料が発生しない時期と考えてキャンセルを申し込んだところも、OTA側は、旅行予約サイトに示した契約条件ではすでにキャンセル料が発生しているとして、キャンセル料を請求されるケース。

あるいは、旅行予約サイトには「キャンセル料なし」と書かれていたと解釈したが、OTA側は、「条件によってはキャンセル料が生じる」旨を明示していたと主張するケース。

そのほか、旅行予約サイトで「朝食付き」の宿泊を申し込んだつもりだったが、実際に行ってみたら、「朝食なし」の宿泊となっていたといったものもあります。

このように「旅行予約サイト」の中には、契約条件や申込内容などが記載されてはいるものの、それらがわかりにくいために、消費者側とOTA側の間に認識のズレが生まれ、これがトラブルの元になるケースが多いようです。

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