常勤看護師が転職するときに、一番注意をしなければならないのは、勤務形態により収入はもちろん違いますが、ただ単に、他と比べて収入が良いと言う安易な考えで転職先を決めないことです。

いざ勤務してみると、夜勤がたくさんあったり、休みがすくなかったりと過酷な労働が待っているなど、痛い目に合う場合があるからです。


その他にも、注目しておかなければならないことがあります。それは、仕事の形態によっては、全く違った対応をしなければならいことです。


すなわち、病院で常勤看護師として働く場合と、老人ホームなどで常勤看護師として働く場合では、患者に対する接し方が全く逆のことを言う場合があります。


例えば、糖尿病患者が甘いものをほしがる場合は、病院では絶対にダメです、と言わなければいけません。あくまでも、患者の病気を治すことに主目的にしているためです。


しかし、老人ホームでは、甘いものが食べたいと言った場合、病気を治すことよりも、患者によりすごし易い環境を整えるというのが主目的となりますので、家族と相談して、ある程度は食べることを許可する場合があります。


これは、看護師としては、全く逆の対応をすることになります。すなわち、看護師として治療を優先するか、患者の幸福感や満足感と言った精神的な部分を優先するかによって、全く違った対応です。


 この2つの大きな違いは、転職先を決めるにあたり、非常に大きな重要点ではないかと思います。その点を考えてから、転職先を決める必要性があります。

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