炊飯器のサイズは、家族構成や食べ盛りの子供が何人いるかによって異なりますが、その目安としては、1~2人なら3合炊き、3~5人なら5.5合炊き、6人以上なら8合もしくは1升炊きです。
電気炊飯器で最も美味しく炊ける炊飯量は、最大値の7割までが基本といわれています。
3合炊きであれば1合、5合炊きであれば3合、1升炊きであれば7合が、しっかり炊ける適正な炊飯最大量です。
これは、5の力で5を出すよりも、10の力で5を出す方が、熱回りが安定してムラを防ぐため、余裕のある過熱比率となるからです。
特に、炊飯は炊飯量同量を炊くと攪拌率が落ちるので、一応、炊けますが、炊き上がりは劣ります。また、炊飯終了時には空気を入れるかき混ぜをしますが、同量炊飯で炊いたご飯だと、空気が均一に混ざりません。このため、少な目が良いのです。
家電量販店に行くと、一番多く展示されているのが5合、もしくは、5.5合炊きの炊飯器です。1人暮らしや夫婦2人の場合は、少し大きいので3合炊きを探しますが、数も種類も少ないのでそれだけ選択肢が狭くなります。
メーカーは3合炊きの高機能機種製造には余り積極的でないため、5合炊きに比べて機種は少なく、生産台数が少ない為に、同じ機能でも5合機種と比べて割高になってしまいます。