人間の皮膚は表皮・真皮・皮下組織の3層 構造から成り立っています。
そしてその一番外側の表皮の中も角質層・顆粒層・有蕀層・基底層の4つの層に分かれており、この中で常に新鮮な肌細胞が作られています。
まず、基底層では細胞分裂によって常に新しい基底細胞が作られています。
そして出来たばかりの新しい基底細胞は有蕀層や顆粒層へとその 役割を果たしながら進んでいきます。
更に角質細胞となって角質層へ到達して、最後には垢となって排出されてしまいます。
一連のこのサイクルをターンオー バーと言います。このターンオーバーが肌の新陳代謝という訳です。
ター ンオーバーは通常28日周期だと言われています。つまり、基底層で作られた肌細胞は28日後には垢となって剥がれ落ちていき、これによって、常に新しい肌が保たれます。
健康な肌であるためには、このターンオーバーを正常な状態で繰り返し行なっていくことが大切です。
そのためには、保湿がとても重要となります。
また、1日の中でターンオーバーが活発に行われる時間帯は、午後10時~午前2時の間です。
つまり就寝中に、自律神経の働きによってターンオーバーが活発化し、そ れを手助けするようキチンと保湿されていることで、ターンオーバーは正常に行われるのです。
そのためには、午後10時前には、お風呂に入り、洗顔して保湿して就寝するのが理想的です。